2021-08-01

【テイスティング】three ginger《PUKKA》

 PUKKAのthree ginger


その名の通り、ショウガ科の3種類のハーブ

ショウガの根、52%

ナンキョウ(galangal)の根、28%

ターメリックの根、4%


そして、なぜか、リコリスの根。

含有量は明記されていないものの、

ターメリックより前、3番目に記されているので、

4%以上、26%以下のはずです。

浸出時間は15分以内。

ぬるすぎるハーブティーはあまり好ましくないので、

今日は8分ほどに。


水色は、ターメリックが効いて、やや黄色みが強い。

味は、リコリスが本当に必要なのかが謎なところです。


2021-05-25

【テイスティング】Kaffi Chai《LEBENSBAUM》

 

LEBENSBAUMのKaffi Chai

レーベンスバウムは、ドイツで人気のオーガニックハーブのブランド。

ドイツから送っていただけて、本当に嬉しい。
しかも、好みのチャイ風味。

ドイツ語で成分を見るのはこれが初めてでした。
ドイツはハーブの本場のひとつですので、とても勉強になります。

カップにティーバッグマークがあるので、今回は中身を取り出さず、素直にそのまま。

ティーカップもドイツ製がいいかもと思い、
お気に入りのライヒェンバッハを選び、
100℃のお湯を注いで、待つこと8分。

少し冷めはじめだったことが心残りでしたが、
コーヒーとスパイスの混ざった風味が印象的なセイロン寄りの紅茶を楽しみました。

はじめはチャイ風味と思いましたが、反対で、コーヒー風味のチャイでした。


2021-03-25

【テイスティング】SUPREME MATCHA GREEN《PUKKA 》




PUKKAのSUPREME MATCHA GREEN。

「至高の抹茶グリーン」というところでしょうか!?

抹茶は2%ですが、その他に、煎茶を含めた三種類の緑茶がほぼ同じ割合でブレンドされています。

賞味期限は2023年6月。
ずいぶん長いようです。


浸出時間は、3−5分。

日本の煎茶を淹れることを想像すると、やや長すぎるような気がします。


ティーバッグを開いてみます。

何種類かの緑の葉と少々の茎が混じり、
確かに抹茶がまぶされているようです。


煎茶碗で淹れたい気がしましたが、

ハーブティーのひとつであることを尊重して、ガラスのポットとカップを使用しました。


ティーバッグから茶葉を解放したので、抽出は短めで十分と思い、3分でカップに注ぎます。

少し濁りのある緑がかった黄色のティーになりました。

抹茶の風味が感じられるも、やや苦みがあり、旨味が少ない、懐かしいような、全然知らないような、複雑な緑茶の味でした。

普段煎茶を召し上がらない方々には、新鮮かもしれません。

2021-02-08

タイマー or 砂時計?

 


最近、さまざまな砂時計を目にする機会が多くなりました。
アンティーク風やガラスと砂のみのシンプルなものなど、
種類が豊富で、気になるデザインもちらほら。

ハーブの浸出時間に、お気に入りの砂時計を使うなら、
少しずつ変化していくハーブと水色の景色に、砂の落ちる様子が加わって、
待ち時間が、さらに楽しくなりそうです。

ただ、問題なのは、砂時計は時間の調節が出来ないこと。
ハーブティーは、ハーブの種類、形状、大きさによって、
浸出時間が異なります。
4分だったり、6分だったり。
やっぱりタイマーが便利そうです。

解決方法のひとつは、砂時計の組み合わせ。
1分、3分、5分が一緒になっている砂時計もありますので、
これなら、砂時計を逆さまにするタイミングの組み合わせを工夫することで、
1,2、3,4,5,6分、、、と調整が出来ます。

でも、これでは待っている間に少し緊張するかもしれませんので、
ゆったりしたいときには、もっとシンプルに、
あらかじめ決まった抽出時間のブレンドをつくっておくことをお勧めします。

根や実の固めのハーブは、抽出時間に合うように、
あらかじめ細かく切ったり、砕いたり。
ご自分の好みのティーの濃度と浸出時間を見つけるために、
はじめは、何度かテストが必要かもしれませんが、
一度レシピができれば、いつでもブレンドが可能です。

早めに使い切れる量をブレンドして、手元に置いておけば、
砂時計と共に、気軽にティータイムを楽しめそうですね。

2021-02-03

ハーブティー・ポット考 2 ティーポットを探す



Q. ハーブティーのポットは、ベルギーでは、どちらで手に入りますか?

A.  上のお写真のティーポットは、日本でもとめたものですので、
こちらで入手できるタイプを少し調べたり探したりしてみました。


ここブリュッセルでもほとんど同じ(?)のティーポットを見かけました。
ショップは、お馴染みのサンボニファスのComptoir Florian



レッスン用、もしくは、ティータイムを少人数で楽しむのなら、
このような小ぶりのティーポットがおすすめです。
価格も良心的ですので、はじめて使うのにちょうど良いかもしれません。
中央にガラスのティーストレイナーがついていますが、
そちらは使わず、ハーブを直接ポットの中に入れて
お湯を注ぐ方が味わいが深くなり、成分もよくいただけます。

こちらのショップには、大ぶりのガラスのティーポットも何種類かありました。


そして、皆さまもよくご存知のMARIAGE FRERES
思わず集めたくなってしまうような、
美しいガラスのティーポットがずらりと並んでいました。



(公式ウェブサイトより)

ゆったりとしたティーパーティーの機会があれば、
ぜひこちらのティーポットを使ってみたいと感じます。


日常使いには、もう少し頑丈そうなポットの方がいいかもしれません。
毎日、結構な量のハーブティーをいただきたいときのために、
大ぶりで、気にせずに洗えそうなティーポットも探してみました。

(公式ウェブサイトより)


(公式ウェブサイトより)



(公式ウェブサイトより)

個人的には、底の角度がなめらかなMaison du Monde のフォルムが良さそうに感じたのですが、残念なことに、ティーストレイナーを外すと、蓋が中に落ちてしまうデザインでした。

他にも多くのティーポットがあると思います。
さまざまなポットを探して、ハーブティーを淹れる想像をする時間も楽しいものです。
皆さま、それぞれのお気に入りのティーポットが見つかりますように。



2021-02-01

ハーブティー・ポット考 1 レッスン用のポット

 


ハーブティーのレッスンを始められるとき、そして、始められてから、

さまざまな疑問点があることと思います。

ゆっくりですが、こちらに記していきます。


まず、特に多い、ティーポットについてのご質問です。


Q. ハーブティーレッスンに使用するティーポットは、

どのようなものを選べば良いですか?


A. 丸いフォルム、透明、小さめのティーポットが理想的です。


ティーポットを選ぶときのポイントは、

第一に、ティーポットのフォルムは側面から底へのラインが丸いこと。

これは、ハーブを入れ、お湯を注いだ後、

ポットの中でお湯の対流が起こることで、

ハーブの成分が効果的に浸出するからです。

側面と底が直角になっているデザインもステキかもしれませんが、

これでは、対流が止まってしまい、十分に成分を浸出できません。


中央に円柱型のティーストレイナー(茶こし)がついているタイプもよく見られますが、

レッスンでは、基本的に、ポットのみを使用します。

ハーブがポットの中全体にゆっくり開くことで、

お茶の成分が満遍なくお湯の中に広がるからです。

ティーストレイナーは、ハーブが開くためには小さすぎ、

さらに、ハーブをお湯の対流にのせることが出来なくなります。


第二に、透明な素材であること。

お湯を注いだ後、徐々に変わるハーブやティーの色を見ながら

待つのも、楽しい時間になります。

特に、ハーブティーのレッスンでは、水色の確認も大切です。


そして、なるべく小ぶりなティーポット、カップ1-2杯分が望ましいです。

レッスン1回につき、何種類かのハーブのテイスティングをいたしますので、

大容量ポットに合わせた分量のハーブティーを何種類かいただきますと、

多すぎて、だんだん飲むことが難しくなり、

肝心のテイストが分かりにくくなってしまいます。

あるいは、大容量ポットで少量のティーをつくると、

お湯の対流を起こすのに十分な水位にならないからです。


ゆっくりポットを探すのもハーブティーの楽しみのひとつですので、

お気に入りのティーポットが見つかるまで、

レッスンでは、底の丸い透明なコップに蓋のみ等、

お手持ちのお道具を用いていただいても結構です。